巨人育成の戸田懐生投手(23)が、阿部新監督の“ナックルのすすめ”を正面から受け止めた。16日、川崎市のジャイアンツ球場で秋季練習3日目に参加。キャッチボール中に背後から声をかけられ「遊び感覚でやっていくのも大事」とナックルボールを伝授された。

阿部新監督の揺れて落ちる無回転の魔球に、捕手を務めた赤星も驚きの表情。戸田も「めっちゃうまかったです」と目を丸くした。直々のアドバイスを受け「遊び半分でもこういうのを投げてみろと。(声をかけてもらって)光栄です」と感謝した。

戸田は20年の育成ドラフト7位で入団し、ルーキーイヤーの21年6月に支配下に昇格。当時の阿部2軍監督から「もっと疲れるところに行かせてあげるよ」と粋な表現で通達された。同年は3試合に登板。昨年は14試合に登板してプロ初白星を挙げるも、同オフに育成選手として再契約。今季はファームを主戦場にして戦った。

【関連記事】巨人ニュース一覧>>