大学日本代表の早大・熊田任洋(とうよう)内野手(4年=東邦)がまさかの指名漏れに終わった。

走攻守3拍子そろい、遊撃と二塁をこなす。早大では1年春から遊撃でスタメン出場。今春には3割4分1厘を残し、無失策だった俊足を生かした守備も評価され、遊撃で初のベストナインを受賞。夏には日米大学野球を戦う日本代表にも選出されていた。

エースナンバー「11」を背負う加藤孝太郎投手(4年=下妻一)もプロ志望届を提出していたが、名前が呼ばれることはなかった。

支配下選手の指名の最後となった楽天の指名終了のアナウンスが会場に響くと、大学の広報担当者から「両選手は育成指名を辞退しているため、この後指名されることはありません」と発表され、今年の早大のドラフト会議は幕を閉じた。