明大・村田賢一投手(4年=春日部共栄)がソフトバンクから4位指名を受けた。同僚の上田希由翔(きゅうと)内野手(4年=愛知産大三河)がロッテに1位で、石原勇輝投手(4年=広陵)がヤクルトから3位で指名され、石原が会見で質疑応答をしている最中に指名された。

「2人が呼ばれる中、少し焦りというか、緊張もあったんですけど、指名していただいて、本当にほっとしている気持ちです」と胸をなで下ろした。

エースナンバー「11」を背負い、シンカーを操り試合をつくれるタイプ。制球力にも優れ、理想のタイプには阪神村上、西勇を挙げる。「自分の目指すべき投手像だと思うので、そういう投手を目指してしっかりやっていきたい」と目標に掲げた。

大学では通算で36試合に登板し、15勝3敗、防御率2・09の好成績を残している。「勝利数は非常に重視されると思う。大学でも積み重ねてきた数字でもあるので、勝利数にこだわってやっていきたい。先発というところはもちろんやりたい気持ちはあるんですけど、どういう役職を任されるのか、わからないので、任された役職を全うしていきたい」といまだ人生で九州に上陸したことがないという右腕が、福岡での活躍を見据えた。