阪神が劇的な逆転勝利で38年ぶりの日本一に王手をかけた。

初回から無得点に抑えられてきた中、2点ビハインドの8回だ。2番手山崎颯に連打を浴びせ、近本光司外野手(28)の右前適時打で1点差。なおも1死二、三塁で森下翔太外野手(23)の左中間適時三塁打で逆転に成功した。前進守備の外野を真っ二つに割る一打。その後4番大山悠輔内野手(28)、坂本誠志郎捕手(29)も適時打で続き、一挙6得点。1イニング6得点は日本シリーズで球団最多となった。終盤のビッグイニングで試合を決めた。

先発大竹耕太郎投手(28)は4回にゴンザレスから先制ソロを浴びたが追加点は許さない粘投。5回6安打1失点で役割を果たし、救援陣にマウンドを託した。相手先発田嶋も7回無失点の好投を見せる中、好左腕同士の対決で1歩も引かなかった。

第3戦から始まった、甲子園3連戦の最終戦。超満員の虎党へ勝利で飾り、王手を決めた。4日の第6戦からは再び敵地の京セラドーム大阪が舞台。1985年以来の日本一へ、あと1勝だ。

【動画】阪神森下翔太ミス帳消し適時逆転2点三塁打!甲子園総立ち、ベンチ大興奮 

【熱戦!日本シリーズ特集ページ】