阪神が劇的な逆転勝利で38年ぶりの日本一に王手をかけた。2点ビハインドの8回に湯浅京己投手(24)を投入し、1回ピシャリ。その裏1点差まで迫った1死二、三塁から森下翔太外野手(23)が値千金の逆転適時三塁打をマーク。その後打線がつながり一挙6得点の猛攻で日本シリーズ3勝目を手にした。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。
-甲子園で最後の試合で、すばらしい戦い
「なあ、最後の最後になあ」
-湯浅を投入して流れがガラっと変わった
「いやいや、流れっていうか、もう最初からいくつもりやったからな」
-あらためて集中力がすごい
「おーん。やっぱりな。最初、糸原のあれが大きかったな」
-そういう意味では投手、野手ともにベンチスタートの選手が
「いやいやまあ、それはもう1年間やな、それは。だから、なんていうか、メンバー代えんかったけど、前もいったけど、ベンチで見てるもんもな、みんなでやってるっていう、そういう感じやからな」
-8月から強くなる感じと言っていた
「もう11月やからなあ(笑い)。強くなるんちゃう」
-7回は監督の方から気合を入れろって
「2点目、ああいう感じで入ったからなあ。平田に言うたんよ、『円陣かけえ、気合を入れろ』って。2回目や今年」
-監督は森下に声をかけていた
「みんな言うとったよ、それまではまた、逆に戻ってしまいそうで、全然狙い球じゃないのに」
-監督からは
「言うたよ、でももう1試合あるから何かは言われへんけど、お前。もう1試合あるから」
-森下が打った瞬間は
「いやいや、追い込まれたからなあ、とにかく転がせ思うた。ゴロGOやったからな。バットに当てろ思とったよ」
-あの瞬間は
「あそこはあんなええ当たり打たんでええよ。良すぎたよな、当たり、おーん」
-森下はミスもあったがチャンスで打った
「いやいや、やっぱ回ってくるんよ。クリーンアップ打ってるからな」
-このシリーズは両軍の失策が多い
「何かな、ピッチャーエラーが多いわな。西純にしても、先頭のピッチャーもあんなん“エラー”やもんな、ピッチャーのフォアボール。両方ともピッチャーのエラーが多いやろ。4つか5つくらいあるんちゃう。伊藤(将)の二塁のあれ(悪送球)もそうやったし」
-7回までで田嶋が代わった
「いや、もう代わると思っとったよ。7回も代打来るかなとな。野口かな。まあT(岡田)は先頭では来んと思たから。もう野口来たらそこ島本行く予定やったんよ。そのままやったからな。そのままやったらもう西を行かす、あの宗から島本やったからな」
-今日オリックスは山崎颯、山本らをベンチに入れてきたが
「いやいや、別に。何で入れてるんやと思とったけどな」
-明後日は集大成と
「そらそう、まあ、もう一緒。まあどっちにしてもあと2試合で1つ勝ったらいいわけやからな」
-明日休みを決めたのはいつか
「いや、もう今日あれよ。野手は明日休みにしとったよ。もうピッチャーだけよ。先発だけ」
-しっかり休んで
「そうそうそう。まあな。こんな緊張感ある中でずっと休んでなかったからな。最初から今日勝ち負け関係なく明日休もうと思ってたよ。ここまできて、ちょっと、万全の態勢にしたいしな、明後日。そら、みんな気が張り詰めてここまで5試合きたわけやから」
-オリックスは追い込まれたが、次は京セラドーム大阪で
「今日で甲子園最後やけど、京セラでスタートしたからな、うちも開幕で。それでまた京セラで終わるわけやからな」