巨人アダム・ウォーカー外野手（32）と、ソフトバンク高橋礼投手（28）、泉圭輔投手（26）との1対2の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが5日、分かった。6日にも発表される見込み。
1発のある外国人野手を狙っていたソフトバンク、先発と中継ぎ両面で投手補強を目指す巨人、双方の思惑が合致した。ウォーカーは来日2年目の今季こそ6本塁打にとどまるも、1年目は23発と米独立リーグ2年連続MVPの長打力をソフトバンクは高く評価。また高橋礼は球界では希少種の下手投げで、泉は長身から投げ下ろす150キロ超の直球に巨人が目を付けた。来季復権を図る両チームが早くも補強を敢行した。
◆アダム・ウォーカー 1991年10月18日、米国ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。ジャクソンビル大から12年ドラフト3巡目（全体97位）でツインズ入団。メジャー出場はなく、19年から米独立リーグでプレー。22年巨人に移籍し、1年目に23本塁打。通算181試合、141安打、29本塁打、72打点、打率2割6分9厘。今季推定年俸1億円。196センチ、104キロ。右投げ右打ち。
◆高橋礼（たかはし・れい）1995年（平7）11月2日、千葉県松戸市生まれ。松戸第三中3年時にアンダースロー転向。専大松戸－専大を経て17年ドラフト2位でソフトバンク入団。2年目の19年に12勝を挙げて新人王。今季は5試合で0勝2敗。通算107試合、17勝12敗、23ホールド、防御率3・92。19年プレミア12日本代表。今季推定年俸4300万円。187センチ、87キロ。右投げ右打ち。
◆泉圭輔（いずみ・けいすけ）1997年（平9）3月2日、金沢市生まれ。金沢西－金沢星稜大を経て18年ドラフト6位でソフトバンク入団。19年4月16日ロッテ戦で初登板。同22日オリックス戦で初勝利。20年に自己最多の40試合に登板も、今季は登板3試合。通算118試合、3勝5敗、23ホールド、防御率3・00。今季推定年俸2700万円。188センチ、78キロ。右投げ右打ち。
