オリックス山崎福也投手(31)が7日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使した。大阪市内の球団事務所を訪れ「FA権の申請書を提出しました」と明かした。

提出後、報道陣に対応。「野球人として1度、オリックスも含めて、他球団の自分への評価を聞きたいと思いました。日本シリーズが終わって、そこですぐに決めました」。宣言残留の可能性については「もちろん、オリックスへの宣言残留も含めて、今後動いていきます」と語った。

オリックスに対しては「9年間在籍して、自分自身、成長させてもらいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今季はチームは3連覇もできましたし、個人としてもキャリアハイの勝ち星を挙げられましたし、本当に充実した1年でした」と感謝した。

交渉の基本点は「まずは自分が一番活躍できる場所というのを1番目に置いて考えていきます。しっかりと1年間、投げられる場所と言いますか。そこも含めてしっかり考えていきます」とイメージした。

今季9年目を迎えた左腕は今年8月に国内FA権の取得条件を満たした。今季はプロ初の2ケタ勝利となる11勝を挙げ、先発ローテーションの一角としてリーグ3連覇に貢献した。DeNAなどが調査を進めており、複数球団による争奪戦に発展する可能性が高い。

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