中日の契約更改交渉が8日、名古屋市内のナゴヤ球場に隣接する「昇竜館」で始まった。トップで交渉に臨んだドラフト6位ルーキーの田中幹也内野手(22)は9%ダウンの655万円でサインした。

亜大3年の時に発症した国指定難病の「潰瘍性大腸炎」を克服して中日に入団。高い守備、走塁力と巧打を武器に新人開幕スタメンへ前進中だった3月19日のオープン戦で右肩を脱臼。そのまま手術に踏み切った。

「悔しいという思いが一番です。来年はその悔しさを晴らしたい」。つらいシーズンとなったが、リハビリの最終段階として9月に2軍戦で代走から実戦復帰。現在、行われている秋季キャンプでもアピールを続ける。

「実戦的な守備はまだできていませんが、年内にはリハビリも終わると思う。必死に頑張ってレギュラーをつかみ取りたいです」。来春キャンプには全開で遊撃の定位置取りに挑む覚悟だ。(金額は推定)

【関連記事】中日ニュース一覧