井端ジャパンが初勝利を収めた。侍ジャパン森下翔太外野手(23=阪神)が、2点を追う6回1死、広島小林の直球を引っ張り左翼芝生席の上段へ特大ソロ弾を運んだ。井端ジャパン第1号アーチを、自身にとって侍ジャパンデビュー戦で描いた。

目を覚ました打線はその回、3点で勝ち越し。森下は7回にも2死三塁で、三遊間を抜ける左前適時打で追加点を奪い、阪神での日本シリーズで7打点の勝負強さを見せつけた。

先発今井達也投手(25=西武)は初回を3者凡退に抑え、2回まで無安打無失点。しかし、1点リードの3回1死から広島石原に左中間二塁打を浴び、2死三塁で矢野に左前へ同点適時打を打たれたところで、及川と交代した。最速153キロの直球が制球を欠き、47球投げ2回2/3 2安打1四球1失点。継投後、及川、根本もそれぞれ1失点ずつ許しながら、最後はリードを守り切った。

井端弘和監督(48)が、実戦2戦目で初白星を手にし「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(16~19日、東京ドーム)に挑む。

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