宿題よ! 阪神岡田彰布監督(65)が15日、シェルドン・ノイジー外野手(28)の来季残留を明言した。

「残留やろ。あの成績で、あのお金じゃしんどい言うとった」と明かし、今季の推定年俸130万ドル(発表当時のレートで約1億8200万円)からの減額提示で契約合意にいたった模様だ。

打率2割4分、9本塁打にとどまったものの、日本シリーズでは第7戦の3ランを含む2本塁打で日本一に貢献。「ロッテのポランコにしても2年目にホームラン王とるとかな。そういう可能性はあるよ」。ポストシーズンでの活躍に加え、来日2年目の覚醒に期待する点も残留の決め手となり、他球団への流出を防ぐ狙いもあった。

指揮官はノータッチで帰国させていない。「1つ注文つけたけどな、オフの間でバット立ててこいって。来年も契約するんやったらちょっと変えなあかんで、ということやん」。同じようにバットを寝かせて構えていたルーキー森下にバットを立てるように指導し、プロ1年目の活躍につなげたようにノイジーにも指令。「高めの球に手を出すのあれやんか」とフォーム修正で高めのボールへの対処が改善されるとした。

ミエセス、ビーズリーの残留も確定。ブルワーとカイル・ケラーは退団が決まった。「5(人)まではいこかとなっとる」と、ここから最大で投手2人の補強を示唆した上で「何も戦力にならんのやったら4(人)でもええ。無理して5(人)にする必要はないやん」と説明。連覇へのピースとなる戦力発掘へ、今後も調査を継続していく。【中野椋】

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