俳優の井川遥(47)がワンバウンド始球式を悔しがった。

ワインドアップから投じたボールは山なりで三塁側にそれ、ワンバウンドで捕手役の早川に届いた。「正直、ストライクいきたかったんですけど、思ってたよりも遠くて。コントロールができなかったんで悔しいです!」と残念そうだった。

20数年ぶりという始球式登板へ向け、準備を重ねていた。高校野球がテーマのTBS系列ドラマ「下剋上球児」に出演中。「頑張って」と声をかけてくれた共演者たちと練習するつもりだったが、天候で予定が合わなかった。そこで、前々日から2日間、都内の施設で練習。たまたま、いあわせた元プロ野球選手に指導を受けたという。

「普通にキャッチボールしているときの動きと違って、私たちが投げると外野からフライをホームに投げる勢いでやらないと、肩を高く上げないと、それくらいの飛距離にいかなかった。プロの方が投げているとすごくスムーズにされているんですけど、私が投げるには本当に砲丸投げとか投げるくらい大きく使わないといけないので、肩の使い方ですとか、左胸をよせて回転かけるとか指のスピンとか1つ1つ教えてもらいました」と、プロの動きも洞察。参考にした。練習に熱が入り「ついつい、あと1球、あと1球」と、前日には2時間、投げ続けた。「今、ぷるぷるしてます」と笑顔で明かした。

大役を終えると「無敗できているので、この勢いのまま勝ち取って欲しいですね」と、侍ジャパンにエールを送っていた。

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