侍ジャパンが韓国とのタイブレークの接戦を制し、全勝優勝で連覇を決めた。今大会から指揮を執る井端弘和監督(48)にとっても、記念となる初優勝になった。同点に追いつき迎えた10回2死満塁、門脇誠内野手(22=巨人)が三遊間を破るサヨナラ打を放った。

今大会4試合目で初めて、追いかける展開となった。0-0のまま迎えた3回、先発の今井達也投手(25=西武)が、四球と味方の失策から1死一、二塁のピンチを招くと4番盧施煥に初球のスライダーを左中間へはじき返され、2点の先制を許した。

流れを変えたのは、2番手・根本悠楓投手(20=日本ハム)の好投だった。2点を追う5回に登板すると3者凡退。直後の5回裏に牧のソロ本塁打で1点差とすると、6回も2イニング連続で3者凡退。再び直後の6回裏に、万波中正外野手(23=日本ハム)の二塁打から佐藤輝明内野手(24=阪神)の中犠飛で同点に追いついた。

終盤はどちらも譲らず、均衡した状態が続いた。日本は3番手の桐敷拓馬投手(24=阪神が)8回を1安打無失点、4番手の田口麗斗投手(28=ヤクルト)が9回を無安打無失点に抑え、延長10回タイブレークへ突入。侍ジャパンにとって今大会初の延長戦を迎えたが、最後に待っていた熱戦を制し頂点に立った。

◆アジアCSのタイブレーク 9回終了で同点の場合、タイブレーク制。無死一、二塁から継続打順で始める。

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