エース道、目指す。広島のルーキー斉藤優汰投手(19)はプロでの初のオフを前に、大瀬良への弟子入りを志願した。

この日は東広島市内のゴルフ場で行われた投手陣、捕手陣を中心としたバッテリー会に参加。「大地さんのところでいろいろ学びたい。カープのエースなので、マウンドの立ち居振る舞いもそうですし、技術面でも学べることが多くあると思うのでお願いしました」。右肘を手術したばかりで欠席した大瀬良のほか、大道と小林とともに、来年1月から大野練習場を拠点に合同トレに臨む。

昨年のドラフト1位で入団し、5月24日ウエスタン・リーグのオリックス戦のプロ初先発から5試合に登板した。最後の9月2日同ソフトバンク戦では最長7回を投げ2失点。秋季キャンプでは黒田球団アドバイザーから「コースを狙いすぎない」という助言を受けるなど、初の1軍キャンプを完走した。「自分の中でしっくりきている。徐々にゾーンで勝負できるようになってきたら、徐々に広げていこうかなと思っています」。実りの多い秋をへて向かえるオフが重要となる。

大瀬良は経験豊富なだけでなく、自主トレでは走り込みを多く取り入れるなど厳しさもある。「走ることは運動の基本だと思うので、しっかり走りたいと思っていた」。来季の1軍デビューに向けて、可能な限り大瀬良イズムを吸収する。【前原淳】