阪神は21日、青柳晃洋投手(30)が3000万円ダウンの2億1000万円、と湯浅京己投手(24)が現状維持の4700万円でサインし、保留者なしで契約更改を終了した。今季は38年ぶりの日本一を達成し、大幅アップの選手が続出。全体で8億3660万円の増額となり、1億円プレーヤー(外国人選手除く)が、球団史上最多タイの10人となる歴史的な“暖冬更改”となった。

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▼今オフ更改した阪神60選手の来シーズン総年俸は、32億3930万円となった(現役トレードで退団の馬場を含み、入団の漆原を含まず)。この60人の今季年俸総額は24億270万円で、昇給総額は8億3660万円。最多増額は近本と大山の1億5000万円。アップ率最高は村上の857%(6000万円増)だった。この3人を含め、昇給額5000万円以上は7人。一方ダウン額最高は、秋山の4400万円。昇給選手は29人にのぼり、平均アップ額は約3250万円。減給はわずか12選手で、平均ダウン額は約883万円という暖冬更改だった。