東都大学リーグの国学院大が23日、横浜市の同大グラウンドで今季の練習納めを行った。

22年ドラフトで田中千晴投手が巨人にドラフト3位指名され、今秋ドラフトでは武内夏暉投手が西武にドラフト1位指名された。

最速153キロを誇り来秋ドラフト候補に挙がる坂口翔颯投手(3年=報徳学園)は、この流れに続きたいところ。

「身近な人がラスト1年でドーンと伸びて上位で行かれているので、自分もこの1年で本気でやれば上位も狙えるんじゃないかという希望も見えましたし、やる気やモチベーションにもなっていると思います」

エース武内の抜けた穴を埋め、チームを優勝に導けるか。「先発する試合は全部完投して勝つつもりで。防御率もトップを取れるようにしていければ」と強く意気込んでいる。

土山翔生主将(3年=岡山理大付)が「2年生の時からレギュラーで試合出てる選手が多くて、一緒にやっててもすごいなということが多い」という新4年生が、戦国東都で覇権奪回を狙う。いかに1つになり、高められるか。

鳥山泰孝監督(48)は「最上級生になるとスイッチの入り方が変わると思います」とし「やる気スイッチの度合いが強くなる」とも表現する。新年の誓いとともに再びスイッチオン-。そんなきっかけにもなりうる年末年始が始まる。【金子真仁】