中日オルランド・カリステ内野手(31)が“オタスケマン”に指名された。

来日1年目の昨季、開幕1軍発進も14試合、打率1割3分9厘でファーム落ちした。2軍戦で日本野球に対応すると再昇格した8月下旬から覚醒。1試合2本塁打を2度決め、9月18日広島戦では延長11回にサヨナラ打を決めるなど、助っ人らしい存在感を発揮した。

カリステは遊撃を中心に出場したが、二塁、三塁も守るユーティリティー。立浪監督はさらに、「カリステは三塁もできる。レフトも一塁もできる。基本、全部守れる。困ったときに助けてくれる選手と思っている」と期待を寄せた。

カリステは今春、龍空やドラフト2位、津田啓史内野手(21=三菱重工East)や同3位、辻本倫太郎内野手(22=仙台大)が加入した正遊撃手争いに挑戦。一方で中田、ビシエドらが守る一塁、石川昂の三塁、未知数の新助っ人ディカーソンが入る左翼などのサポート役も務める格好だ。

オフは母国ドミニカ共和国でのウインター・リーグに参戦中だ。12月下旬の今季の再契約時には「毎日しっかりと練習し来日に向けて準備をしています。来季は開幕からシーズン終了まで100%チームに貢献できるよう、そしてCS出場、優勝できるようチームに貢献したい」と、コメント。便利屋助っ人は、1月下旬に再来日を予定している。【伊東大介】

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