TBSは31日、「WBC2023ザ・ファイナル」を放送した。準決勝メキシコ戦での逆転サヨナラ劇の舞台裏が明かされた。

メキシコにリードを許す展開も、大谷は「さあ~行くぞ! 準備して!」と味方を鼓舞。代走としてサヨナラのホームを踏むことになるソフトバンク周東佑京内野手(27)に「絶対出番あるぞ。準備しとけよ」と声をかけていた。

大谷は9回の先頭打者として打席に向かった。これにはDeNA牧秀吾内野手(25)は「絶対何かある」と話し、巨人大勢投手(24)も「負けているのに負けてないような」と大谷が醸し出す雰囲気を感じ取ったという。

大谷は初球を右中間へ運び、ヘルメットを飛ばして激走。二塁ベース上で両手を上げながらベンチに向かってほえた。

後続のレッドソックス吉田正尚外野手(30)の代走で一塁走者となった周東は、メキシコ内野陣のタイムの際に一塁ベース上で「ほら、(言った通り)だろう」と大谷に声をかけられ「すごいですね」と言葉を交わしたと明かした。