DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が“イチ流”打撃練習で高みを目指す。

神奈川・横須賀市の球団施設DOCKの新人合同自主トレに参加した。同自主トレ中、フリー打撃では右翼へ推定150メートル弾を放つなど引っ張りの打球がほとんど。この日も室内練習場ながら中堅から右方向の打球は41スイングで38本と大半を占めた。

明確な意図がある。「基本的に引っ張れるコースは全部引っ張ろうと思っている。現時点では強いスイングでどれだけ飛ばせるか」と説明。実戦のない今の期間は強いスイングで遠くに飛ばす訓練と位置付ける。

交流があるイチロー氏も現役時代の打撃練習では引っ張りでスラッガー顔負けの本塁打を連発していた。「全部マネできるわけじゃないですけど、参考にしている部分はある。イチローさんも本塁打を打てて安打も打てる打者。僕もそういう打者になれたら」と大きな背中を追う。【小早川宗一郎】

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