3人の先輩をイメージしながらキャンプに臨む。1軍キャンプスタートが決まった日本ハムドラフト3位の宮崎一樹外野手(22=山梨学院大)が、開幕1軍に向けた“イメージ像”を掲げた。守備は新庄剛志監督(51)、打撃は同じ右打ち外野手の万波中正(23)、走塁は球界きっての韋駄天(いだてん)五十幡亮汰外野手(25)。身近な手本を参考に見て聞いて、レベルを上げていく。

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日本ハム宮崎が1軍キャンプスタートのメリットを、最大限に生かす。新人ではドラフト2位の進藤勇也捕手(21=上武大)と自身の2人だけ。「引き締まるというか、そういう思いで、いま自分が出せる力を出せたら良いなと思います」と意気込んだ。

身近にいる先輩から、貪欲に吸収していく。まずは守備だ。天才的な外野手だった新庄監督から学ぶ。「あのスローイングっていうのは、ずっと映像とか、いろんな場面で見ることが多いので。ああいう精度だったり強さというところの面でもアドバイスをいただきたい」と思い描いた。

走攻守3拍子そろった外野手。打撃は昨季ブレークした1学年先輩を挙げた。「バッティングだったら同じ外野手で右打ちの万波さん」。走りの面では“サニブラウンに勝った男”五十幡を挙げ「スピードのプロフェッショナルだと思うので、そういったところを自分で目で感じて、直接聞いてみて、いろんなことを吸収したい」と意気込んだ。

新人合同自主トレでは、持ち前の明るさで同期を盛り上げている。この日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人お披露目会では「誰がムードメーカーか」との問いで細野、平田ら新人7人中、過半数の4票を獲得し“トップ当選”を果たした。「自分では前に出たりとか、あんまりしないタイプだと思うんですけど」と苦笑い。走攻守だけでなく、場を盛り上げる能力も秘めた“4拍子”そろえたルーキーとして、売り込んでいく。【永野高輔】

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