楽天ドラフト5位の松田啄磨投手(21=大産大)が22日、1軍春季キャンプでのアピールを誓った。仙台市内で行われた新人合同自主トレに参加。4度目のブルペンに入り、初めて座った捕手に35球を投じた。「割と投げてて、いい感じやったんで、球数がちょっといってしまったんですけど、いい状態ではあるかなと思います」。得意のカーブやスライダー、カットボールを交え、当初予定していた球数を10球ほど上回った。

2月1日から始まる沖縄キャンプは、ドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)とともに1軍スタートが決まった。「あんまり不安というのはなくて、とにかく失うものがないので、やれることをやってというか、すごい楽しみではあります」と、がむしゃらに食らいついていく。

現状では同10日過ぎのシート打撃に登板予定だという。「実戦でどこまで投げられるかは評価されるところ。真っすぐで押すというよりかは、とにかくバッターを抑えるというか、そういうところを意識していこうと思ってます」。開幕1軍を目指し、南国でアピールする。

松田のカーブはチームメートになった岸の握りを参考にしている。ベテラン右腕との対面に緊張しつつも「大先輩なので、チャンスを伺って話したいなと思ってます」と照れくさそうに笑った。

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