ソフトバンクのドラフト1位、前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)が日刊スポーツの単独インタビューに応じ、将来のエース像を語った。球団が考案した特別育成プログラムに沿って、ブルペン投球はお預け。世代NO・1の金の卵は球団に恩義を感じつつ、結果での恩返しを誓った。春季キャンプ初の休日だった5日は、宮崎市内でパイロットの実技を体験した。【聞き手=只松憲】

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前田悠に、初めて単独インタビューを行った。高校時代は甲子園のスターで、クールな顔立ち。「エースの雰囲気」を感じ取る球団関係者も多々いる。立ったまま、約10分間話を聞いたが、前田悠が片足だけに体重をかけることはなかった。だからという訳ではないが、礼儀正しい18歳だと思った。

大人たちに日々囲まれ、あれやこれやと質問される。それでも前田悠は動じることなく、淡々とコメントを残す。「前田君に弱点はあるのか」。そう思ったが、1つだけ見つけた。どうやら幽霊が苦手らしい。深掘りすると「え、待ってください。幽霊は本当に無理です」と初めて動揺した。これから、いろんな前田悠の顔を見ていきたい。【ソフトバンク担当】

【ソフトバンク】ドラ1前田悠伍「焦りません」特別育成プログラムに恩義 単独インタビュー