球春到来! プロ野球の春季キャンプが、いよいよ始まりました。日刊スポーツでは、コロナ禍以前の恒例企画「お題に答えます」が復活。12球団の選手たちに、連日お題を出題。選手たちのこだわりやユーモアのある回答をお楽しみ下さい。今回のお題は「左のきっかけ 得したこと」です。

    ◇    ◇    ◇  

DeNA佐野 小2まで右打ちだったんですけど、祖父に魔改造されて左打ちになりました。松井稼頭央さんやイチローさんを見ていた世代だったので、すんなり変われました。(後の首位打者の素質を見抜くおじいさまの眼力がすごい)

阪神小幡 左打ちのきっかけは小学3年生くらいでソフトボールを始めたタイミングです。その時は、足が速い選手は左打ちに変えてという感じでした。元々は右で打ってましたけど、すぐコーチに変えられました。(少年時代から俊足ぶりがうかがえます)

広島黒原 生まれつきすべて左でした。投げるのも打つのも書くのも食べるのも。野球では左投げの方が右と比べて少数だと思うので、それが得したことですね。(右投げ右打ちの自分にとって、左は永遠の憧れです)

巨人中川 左投げになったきっかけ…わからないですね。でも野球やってると珍しがられるのは良いところですよね。(左のストッパーは、通算100ホールドまであと「23」)

ヤクルト田口 変わっているねって言われるんですけど、自分にとっては褒め言葉なんでうれしいですね。

(右に直されそうになっても、かたくなに左だったみたいです)

中日橋本 幼い頃、父がボールを投げさせたときに右手も使っていましたが、左手で投げることが多かったので、左投げにしたそうです。(字を書くときは右手、としっかり教えられてます)

オリックス佐藤 右手も器用になりました。例えばはさみもほぼ右利き用なので、自然と右手で切るように。スマートウオッチも右につけるので、電車の改札にタッチするときに、左腕よりもスムーズに通り抜けられますね。(昨季ウエスタン・リーグ最多勝左腕。人生ずっと左利き)

ロッテ平沢 小学生の時、昼休みに遊びで左で打っていたら、監督から「そのまま左で打ってみたら」って言われて変えました。得したのは一塁まで近いことですかね。(違和感なくすぐに適応できたそうです)

ソフトバンク長谷川 左利きで得したことはあまりないですよ。むしろ食事の時に左隣の人の右腕が当たっちゃうから、めっちゃ脇を締めて食事してます。サウスポーだからプロ野球選手になれたとは思いますけど…。(食事をするときはお互いさまでいきましょう)

楽天藤井 もともと左利きだったんですけど、右投げで、小学校の監督が4年生ぐらいの時に「左利きなら左で投げろ」と言ってくれたからプロになれました。右投げなら普通の少年で終わってました。(人生の分岐点になりましたね)

西武蛭間 小さい時は両投げだったんですけど、左の方が投げやすかったので小学校に上がる前、保育園くらいの時から左になったと思います。左打ちにしたのもそのころです。(左への挑戦がなければ、プロ野球選手への道はなかったかもしれません)

日本ハム北浦 小2で野球部に入るときにソフトボールの投手だった母に「左にしろと」。僕は右投げだと思ってたんですが、物を取る時に左手が多かったようで、そういうのを見ていたみたいです。プロでやれているのも左投げであることが大きい。母に感謝です。(母の愛、感じます)