中日高橋宏斗投手(21)が投球フォームを由伸型から従来型へ修正することになった。

自主トレに帯同したドジャース山本由伸投手(25)を思わせるすり足気味の投げ方でキャンプインしたが16日、初のシート打撃で3回想定で48球、4安打1失点。「ギャップを感じた」と映像を確認と、追加のブルペン入りで左足を上げる従来型に近づけることを決断した。

登板前から異変があった。キャッチボールから球がシュート回転。シート打撃先頭の福永にはストレートの四球を与えた。2イニング目はロドリゲス、岡林に連打。併殺打などでピンチを切り抜け、予定の2回を終えた。納得できない右腕は1イニングをおかわり。1死から加藤に右翼線二塁打を許し、ロドリゲスに2安打目の中前打を打たれ1点を失った。

「(下半身の動きに)テイクバックが間に合ってない。レパートリーとして、もう1回、足を上げて投げてもいいんじゃないかと」。約1時間、大塚コーチらとデータルームに。ブルペンで約20球の修正投球を加え、フォームに方向修正させた。

立浪監督も「宏斗も若いが、柱になってもらわないといけない。いろいろやってきたことが投げた時に結果として出る。そう捉えれば、今日の実戦(形式)は良かった」と、開幕投手に立候補する若竜の試行錯誤を前向きに受け止めた。【伊東大介】

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