大学日本代表の4番を務める青学大・西川史礁(みしょう)外野手(3年=龍谷大平安)が、プロの舞台でも堂々たる存在感を見せつけた。

侍ジャパンに招集された大学4人衆の中で出場一番乗りを果たし、初得点、初打席初安打、初打点をマークした。

5回から代走で途中出場し、初打席は6回2死一、二塁のチャンスで迎えた。プロに交じっても萎縮することなく、初球から力強くフルスイング。変わったばかりの右腕が投じた142キロツーシームをはじき返し、左翼線への二塁打を放ち、初打点を挙げた。

8回の第2打席でも、2死一塁から左前打で出塁。2安打の西川に井端弘和監督(48)もベンチで笑顔で手をたたいた。フレッシュな大学生侍の活躍に「初球から行けるのが彼のすごさ」と褒めたたえた。

西川は試合後のお立ち台で「自分の持ち味は初球からフルスイングすることなので、それを存分に発揮できたなと思います」と手応えを語った。

インパクトを残した20歳は、今後の目標に「本当にWBCに出たいなという思いが強いので、またプロに入ってからも、こうしてジャパンに入れるように頑張っていきたいなと思います」と笑顔で話し、結果で自らを売り込んでいく。

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