中日根尾昂投手(23)が開幕ローテ入りへ希望をつないだ。広島戦に先発し、5回2/3を1安打に抑え、2失点(自責0)。3四球を出しながら80球でまとめ、6三振を奪った。

先頭野間を味方の失策で出した初回は1死二、三塁からシャイナーの三ゴロ、暴投で2失点。オープン戦3試合連続の初回失点となったが、「打者を見て配球を変えたり(できた)。そこが一番かな。そこが2回以降は出た」と修正能力を発揮。カーブとフォークボール、カットボール、スライダーと変化球を使い、的を絞らせず、その後は無安打だった。立浪監督は「変化球の精度は昨年より確実に上がっている。直球がもう少し低めに集まり出せば、非常に面白い存在。後の先発との兼ね合いもあるが、十分チャンスはある」と開幕ローテ候補として1軍残留を認めた。

先発ローテには柳、小笠原を筆頭に、涌井、大野と百戦錬磨の経験者が居並ぶ。「そこしか見てない。テンポ良く、こっちに流れがくるようにしっかり投げ切りたい」。残り20日を切った投手3年目のシーズン開幕へ目をぎらつかせた。【伊東大介】

 

【中日開幕ローテ候補】

有力

小笠原

メヒア

高橋宏

涌井

残り1枠

大野

松葉

梅津

根尾

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