日刊スポーツの評論家が、24年のセ・リーグのペナントレースを占いました。本音トーク満載、順位つきの予想をお楽しみください。

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優勝候補に挙げた阪神は、4月まで苦しい戦いを強いられるのではと見ています。日本一に貢献した主力が残り、投打ともメンバーは大きく変わりません。ただ、若手は昨年より一段階、力強くなっていなければいけないのに、投げ込む量、振り込む量が足りずオープン戦で力を出せていない印象です。

その分、シーズンに入って伸びる余地があると見ます。投手では西純矢、才木、及川、石井、湯浅、打者では前川、小野寺ら。このあたりの選手が台頭してきてほしいところです。前川はいいリストをしているので、あとは試合慣れだけです。球威のある及川がコントロールを高め、2軍調整の湯浅が立ち直れば厚みも出てきます。そうやって新陳代謝が生まるか否かがシーズンを左右しそうです。

対抗の巨人は阿部監督になってチームが若返って元気になった印象で、中でも4年目の秋広が躍進しそうです。DeNAはなんと言っても大黒柱だった今永が移籍した穴が埋まらない。ヤクルトは山田、村上と強打者が目立つ一方、投手力が他球団と比べて弱い気がします。広島は投手はそろってきていますが、西川がFA移籍した影響がじわじわ出そうです。中日は投手力はよく、得点力が低いという課題を引きずったままと見ます。(日刊スポーツ評論家)

◆一枝修平氏のセ・リーグ順位予想

1位阪神

2位巨人

3位DeNA

4位ヤクルト

5位広島

6位中日