東都大学野球リーグが8日、開幕する。1部の青学大では西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)が3月に選出された侍ジャパンの欧州代表戦で攻守に躍動し、プロ野球ファンからも注目を集めた。大学野球ラストイヤーへの思いを尋ねた。【取材・構成=保坂淑子】
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-侍ジャパン、すごい活躍でしたね
西川 あははは(照れ)。
-楽しそうな様子が
西川 緊張はしたんですが、試合で時間がたつごとにどんどん楽しくなったのはありました。
-プロの若手選手たちから刺激を受けたことは
西川 体の大きさもそうですし、一流選手はこういうことに取り組んでいるんだなと。近藤選手(ソフトバンク)や村上選手(ヤクルト)はシーズン中も毎日ウエートトレーニングをやるとか。残りの大学生活に取り入れてみようと思うことはありました。
-試合でも大きな歓声がありました
西川 あれだけのお客さんの前で野球をやったのも初めてですし、今までにない歓声を浴びることができて。今考えると、幸せだったな~と思います。
-プロ選手からリーグ戦へ期待をかけられたり
西川 頑張れよとか。ドラフト、楽しみにしとくわとは言われました。
-戦国東都もいよいよ開幕します
西川 侍での経験は大きいですが、入れ替え戦もある厳しい東都で、チームの勝利に貢献できる最大限の力を発揮したいです。まずは東都で優勝して去年のように日本一をとって、秋のリーグも優勝して、4冠を最終目標に。まずは1つずつ大事にリーグ優勝を目指して、その先に日本一がある、という感じですね。
-チーム内での使命は
西川 4番を任されている以上、走者が出た時にどれだけつなげたり、打点を稼げるかだと思うんで。4番が打てば勝てるというのは去年春も感じました。ヒットどうこうじゃなくて、犠牲フライでも何でもいいので。チームの勝利に貢献できるバッティングをしっかりしていかないと、と思っています。
-侍では積極的なスイングも話題になりました
西川 レベルの高い投手になると1球…。甘いコースには何球も来ないので。甘く来た球を1球で仕留めるか仕留めないかで、率を残せる打者になれるかにつながってくると思うので。
-ドラフト1位指名の期待も高まります
西川 そうですね。ドラフト1位は小さいころからの夢で。そのために野球をやっていましたし。何の不自由もなく育ててもらった両親、家族への恩返しの1つでもあると思うので。それを成し遂げられるように、残りの大学生活を頑張っていきたいと思います。