昨季新人王のオリックス山下舜平大投手は、地元福岡でプロ最多8失点の大乱調だった。

「見ての通りです。何か変わらないといけないんじゃないかと思いました」。1回から制球難が収まらず、3四球に2本の適時打。逆転してもらった3回は近藤に2ラン、4回は山川に3ラン。ともに自慢の直球が打たれ、1試合2被弾もプロ初の屈辱だった。

中嶋監督も渋い顔だ。「バッターには向かっていってると思うけど。体が大丈夫で、心が折れてなかったら、僕自身は投げさせたいですけどね」。2軍降格を含めた話し合いはこれからというが、今後もチャンスを与えたい考えを示した。

「原因はあると思うので、そこを探して練習するしかない」と右腕は続けた。過去2戦とも本調子には遠かったが何とか2失点以内にとどめた。初勝利を狙った今回は4回95球でKO。打線の援護を生かせず、厳しい現実を突きつけられた。チームは2連勝で止まり、再び借金1となった。

【関連記事】オリックスニュース一覧