代表決定戦をかけた3回戦で、日本生命のプロ注目で「6番捕手」石伊雄太捕手(24=近大工学部)が、チームを鼓舞した。
1-3で石伊が出塁した9回の攻撃では1点差に追いついたが、敗戦。次戦からは、負ければ予選敗退となる敗者復活戦に進む。
阪神含むNPB8球団がネット裏から視線を送る中、ミキハウス・桜井俊貴投手(30)からチーム唯一の全打席出塁。2回1死では左前打、4回2死一塁には四球、7回無死には中前打、9回1死には遊撃手のイレギュラーの間に全力疾走。果敢に次の塁を狙った。「変化球がいいのはわかっていたので、低めを振らないように、この1週間チームでやってきた」。
マスクを被っては、武次春哉投手(25=関西国際大)を巧みにリード。緊張も重なり、ボール球が先行する中、先輩の良さを引き出し4回途中3安打5四球1失点と踏ん張った。「(武次投手は)思い切りがめちゃくちゃいいんで、そこを引き出して『アバウトに、強く』と。昨日もミーティングをして話し合ってから入っているので、悪いなりに組み立てられた」。
石伊にとってNPBにまつわる「先輩」は、1学年上の地元の幼なじみ、阪神・湯浅京己投手(25)がいる。当時から今に至るまで「あっくん」、「ゆうた」と呼び合う。7月に行われた日本生命と阪神2軍練習試合では、対戦相手として鳴尾浜球場で再会。湯浅からTシャツが贈られていた。
ドラフト会議に向けた現在の心境は「ドラフトが近い、スカウトの方が見に来るとかは、いつも意識していない。チームが勝つために何をすべきか考えることが評価につながる」。12大会連続40度目の日本選手権出場に向けてチームを引っ張る。



