<日本生命セ・パ交流戦:中日0-1日本ハム>◇20日◇バンテリンドーム

日本ハムの1番五十幡亮汰外野手(26)が“サイン通り”に打った。0-0の投手戦で迎えた6回先頭。中日大野が投じた内角への141キロ直球を、思い切り引っ張った。打球は一塁線を破って右翼線へ。「クッション(ボールの処理は)焦りがちですし、狙っていました」と三塁まで到達した。そこで見せた大きなガッツポーズが試合の均衡を破る合図。続く清宮幸の犠飛で決勝のホームを踏んだ。

試合の流れにアクセントを加えたい場面でも、小技に走らなかった理由がある。「今、監督にサイン以外でセーフティー(バント)をするなと言われている」。50メートル走は手動計測で5秒6という球界屈指の俊足で「狙いたいなと思う時もあるんですけど…サイン待ちです」と明かした。

その指示に従い、新庄監督から指導をしてもらっている「(投球の)ラインにしっかり(バットを)入れて打とうっていう打撃」を実践した三塁打。打てると信じて五十幡にバットを振らせた新庄監督も「あれは、でかいね。ランニングホームラン行けーって(笑い)。もたついている間に来るんじゃないかなっていう面白さはありますよね。音楽つけてほしいぐらい」とうれしそうに振り返った。

一方で、その裏の中日の攻撃も1番上林からだったが、初球にセーフティーバントを失敗(記録は捕邪飛)。成功すれば大きいが、失敗したときのダメージも大きいのが小技。6回先頭の1番打者の攻防を制した日本ハムが貯金を今季最多の「13」に伸ばし、交流戦優勝の望みも残した。【木下大輔】

▽日本ハム清宮幸(6回に決勝の先制犠飛)「イソさん(五十幡)が三塁まで走ってくれたおかげで楽に打席に入ることができた」

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