オリキラー、頼むぞ! ソフトバンク上沢直之投手(31)が13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する。チームはモイネロ、大関がKOされるなどで3連敗中。この日は日本ハムが敗れて2・5ゲーム差、優勝マジックは1つ減り「14」となったが、自身5連勝中の右腕に連敗ストップが託された。対オリックスは通算81勝のうちカード別最多23勝。お得意の猛牛料理でチームを再び波に乗せる。
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連敗ストップを託されるも、上沢は動じなかった。表情を引き締め、強調したのは「いつも通り」という自然体だった。
「何かを変えるつもりもないですし、いつも通りに投げることが大事。危機感を感じてパフォーマンスは別に変わらないし、いつも通りにやることが大事じゃないかなと思います」
チームは現在3連敗中。この日は日本ハムが敗れて2・5ゲーム差に広がり、優勝マジックも1減って「14」となったが、昨季の独走Vから一転、熾烈(しれつ)なペナント争いを繰り広げる。1勝、1敗が命運を左右する状況も「すごく幸せなこと。(シーズン)終盤のヒリヒリした試合で投げられる。楽しみ、うれしさの方が大きいですね」。充実感をにじませ、意気に感じながら右腕を振るつもりだ。
好データに期待は高まる。オリックス戦では今季4試合で3勝(1敗)を挙げ、通算81勝のうちカード別最多23勝の“オリキラー”ぶりだ。だが、好相性には「気にしていない」と目もくれない。「どの試合も1人1人を斬っていく。思い切って自信のあるところに投げていくだけ」。12球団トップのチーム打率2割5分9厘を誇る相手に油断はない。直近2試合は10勝のモイネロが5回2/3を7失点、12勝の大関は2回4失点(自責2)で、ともにKO。嫌な流れを断ち切るためにも、10勝カルテットの一角・上沢のゲームメークが勝利の鍵になる。
状態は万全だ。自身は8月から5連勝中で、移籍1年目の今季はここまで11勝と鷹投の軸として奮闘する。この日は本拠地での投手練習でキャッチボールなど約1時間ほど最終調整した。「あとはしっかり試合でパフォーマンスを出せるように」と腕ぶした。お得意の猛牛退治から再加速へ-。背番号10が大事なカード頭で白星をつかむ。【佐藤究】



