パ・リーグ首位のソフトバンクが先発全員17安打、先発全員11得点の猛攻で4連勝を飾り、今季の2位以上を確定させた。西武に4発を食らう猛追を受けたが、大量リードを守って逃げ切った。2位日本ハムが楽天にサヨナラ負けしたためゲーム差は3・5に開き、優勝マジックは2つ減って1桁の9。いよいよリーグ連覇への本格カウントダウンに入る。18日は本拠地でその新庄ハムと直接対決。引導を渡す時がきた。
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一時は10点リードも最後は3点差。西武に4発を浴びるなど、猛追を受けて守護神杉山が登板する接戦になったが、何とか逃げ切った。みずほペイペイドームに勝利の花火が打ち上がり、その41分後に日本ハムがサヨナラ負け。優勝マジックは2つ減って「9」になり、いよいよ1桁台に突入。リーグ連覇への道がはっきりと見えてきた。
流れを引き寄せた起点は谷川原健太捕手(28)だった。腰の張りで欠場した近藤に代わり、捕手登録ながら今季初めて右翼でスタメン出場。まずは2回の守備で魅せた。モイネロが渡部聖に先制ソロを浴び、直後の打者だった山村の右中間フェンス際の打球を好捕。途中出場で経験があるとはいえ、慣れない外野守備でチャンスの芽を摘み取るファインプレー。「バッティング練習での捕球率は低かったけど、何とか捕れてよかったです」と笑みを浮かべた。
打っては、1点を追う2回無死一、二塁。捕手前にバントしながら俊足を生かして内野安打をもぎ取った。「足は武器。自分の強みなので」。満塁に好機を広げて周東、柳町が同点と勝ち越しの連続押し出し四球。牧原大、中村らも適時打で続き、大量7得点につなげた。小久保監督は「今日の彼の働きは素晴らしかった」と称賛。出場機会を求めて捕手1本から外野にも再挑戦。西武武内からは前回対戦で本塁打を放っていた。スタメン抜てきに応え、先発全員17安打、先発全員11得点の爆発を呼んだ。
4連勝で貯金を最多の32に増やし、日本ハムに3・5ゲーム差をつけた。その日本ハムと18日に本拠地で直接対決。勝てば4・5ゲーム差で優勝マジックは7になる。残り試合数を考えれば、今シーズン熱戦を繰り広げてきた宿敵に引導を渡す時がきた。小久保監督は「もうここまできたらね、思い残すことなくワクワクしながらドキドキしながら取りにいきたいと思います」と必勝宣言。猛打のタカが威風堂々、新庄ハムを迎え撃つ。【只松憲】
▽ソフトバンク栗原(2回の右前タイムリーを含む猛打賞)「打ったのは真っすぐです。いい流れの中で思い切っていくことができた結果です」



