阪神近本光司外野手(31)が7回に二盗を決め、通算200盗塁を達成した。プロ野球81人目。球団では吉田義男、赤星憲広に続く3人目だ。プロ7年で節目に到達。二塁ベース上で記念パネルを受け取ると、神宮のファンに見せるように掲げた。笑顔も見せた。

「自分のプレースタイルというのもある。そういうものをしっかりアピールしながら、1年目からやってきた。年齢とともに衰えてくると思いますが、そのあたりをうまく維持させながら頑張りたいです」

1年目の19年にいきなりリーグ最多36盗塁をマーク。今季もリーグトップの32盗塁となり、4年連続6度目のタイトルに近づいている。今季、通算1000安打を達成したバット、外野守備とともに「足」は生き抜くための武器だ。

昨年の19から大幅アップした。チーム方針も大きい。全体の盗塁増を掲げた今年は、昨年の41盗塁からすでに2倍超の99盗塁に増やした。相手投手の特徴、球種の読みをチームとして研究。優勝がかかった戦いの中では走れる状況は限られてくるが、スタッフのサポートも受けながら、近本は走れるタイミングを逃さずスタートを切っている。

「筒井コーチや、ほかの選手らとコミュニケーションをとったり、共有しながら、ここまで来ました」。一塁コーチを務める筒井外野守備兼走塁チーフコーチや、後ろの2番を打つ中野らチームメートとの共同作業だと強調した。

もちろん、コンディション作りは必須。順調だった今季は8月に3盗塁とペースダウン。同月は38打席ノーヒットの自己最長スランプを味わった。何とか乗り切って、再び軌道に戻った。細心のケアで1年間、主力の務めを果たしてきた。「シーズンが終わるまでしっかり走り切りたいです」と常日頃から話す近本。その足は、強い阪神を支える最強ツールでもある。【柏原誠】

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