さあ、頂上決戦だ。阪神森下翔太外野手(25)が日本シリーズでダブルMVPを目指す。CSファイナルステージは第1、2戦で決勝打を放ち、打率6割6分7厘でセ・リーグCS最優秀選手(MVP)賞を獲得。日本シリーズでもMVPに輝けば、プロ野球史上初の同一年のダブル受賞だ。パ・リーグではソフトバンクの2年連続シリーズ進出が決定。23年シリーズでは新人歴代最多7打点をマークした虎のお祭り男がパの王者に牙をむく。

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25日から始まる決戦を見据え、森下は目を見開いた。20日、甲子園で行われた1軍全体練習後。すでに闘志をメラメラ燃やしながら、日本シリーズに向けて意気込んだ。

「最終的にはMVPとかをとれればいい。チームが日本一になれるように頑張りたい」

17日までのDeNAとのCSファイナルステージは無傷の3連勝で突破した。森下は15日の第1戦は先制の中前適時打、16日の第2戦はサヨナラ2ランと2試合連続の決勝打。打率6割6分7厘、1本塁打、3打点の活躍で初のセ・リーグCS最優秀選手(MVP)賞に輝いた。この後の戦いも「普通にやろうかなと思っている。自分のやり方で調整してやります」と同シリーズと変わらず平常心を強調。日本シリーズでもMVPに輝けば、プロ野球史上初となる同一年のポストシーズンのダブル受賞だ。

プロ1年目で日本一となった23年以来の日本シリーズ。前回はまさに「シリーズ男」といえるような活躍だった。2勝2敗で迎えた第5戦は8回に逆転の2点適時三塁打。最後の第7戦でも3安打2打点など活躍し、両チーム最多でシリーズ新人歴代最多の7打点で優秀選手賞に輝いた。それでも「いい思い出とか悪い思い出とかは自分の中では関係ない。試合に出たらやるだけ」。前回のことは意識しすぎず、シリーズMVPの最高殊勲選手賞の座を狙う。

ソフトバンクとは南海、ダイエー時代を含めて日本シリーズで3度対戦しているがいずれも敗退と悔しい過去がある。今季の交流戦ではチームは1勝2敗の負け越し。森下自身も10打数無安打と苦しんだ。活躍すれば個人的なリベンジともなる対決。練習後の時点では対戦相手が決まっていなかったが「どっちが来ても強いことには変わりない。心境の変化はない」とドンと構える。

今季のレギュラーシーズンでは両リーグ最多タイの勝利打点20をマーク。球界屈指の勝負強さで虎のお祭り男がチームを日本一に導く。【塚本光】

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