阪神下村海翔投手(23)が15日、契約更改交渉に臨み、350万円減の年俸1100万円で契約した。
23年ドラフト1位。1年目の昨年4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。2年目まで2軍を含めても実戦マウンドを踏めていない。今季中の復帰登板を目標にしていただけに「『投げられるかも』と思ったときに状態が下がったり。メンタルをどう保つかは結構、苦労した」と正直に吐露した。
「順調なら今年投げられる見込みで進めていた。それに近いところまではいけたということはひとつ、リハビリの成果ではありますけど、試合を目標にしてやってきたのですごく悔しい。来年こそはやらないといけないな、という思いです」とはっきりとした口調で意気込みを新たにした。
リハビリが最終段階に入っていた今年8月、シート打撃で初めて打者と対戦。24球で最速153キロと実力の一端を見せた。その1週間後、2度目のシート打撃で登板中に投球を中断。その後ノースロー生活に逆戻りした。
「特に大きなことではなく、もう1度手術とかいうことではなくて、リハビリの段階でまだ少し違和感があったので、トレーナーさんと話をして。シーズン終盤だったので、焦らずに来季に向けて、という感じで進めています。一番やってはいけないのは、焦ってまた繰り返すこと。焦らず、でもできるだけ早い段階で、とは目標にしています」
すでにキャッチボールは再開している。高いポテンシャルは誰もが認めるところ。球団からも背中を押してもらったという。
「来年、活躍してくれることを見越しての1年目の手術だったと、すごく前向きな言葉をかけてくださっった。この2年、すごく迷惑をかけて、恩返しをしたい気持ちがあるので、何とか3年目こそは期待に応えられるように、しっかりと準備をしたい」と表情を引き締めた。



