巨人が中日との接戦を制し、カード勝ち越しを決めた。先発の田中将大投手(37)は、5回2/3を2失点と粘りの投球。「自分の公式戦でなかったんじゃないか」という90キロ台のスローカーブもまじえ、要所でスプリット、スライダーを低めにゴロアウトを重ねた。野茂英雄氏に並ぶ日米通算201勝目を挙げ、「この先に誰がいらっしゃるのか、分かってないです。任されたところで1つ1つ積み上げたい」と貢献を誓った。
1回表、打線が集中打をみせ、9番で打席が回ってきた。プロ人生で初めて投げる前に打った。「ちょっとバタバタしたけど、落ち着いていこうと意識しました」。昨年のレギュラーシーズン最終戦で200勝目を達成し、新たに踏み出す新シーズンの初登板。日米通算433試合目の初体験は、何かを暗示するようだった。立ち上がりは3者凡退に抑えてみせた。
6回2死一、二塁からサノーに適時二塁打を許し降板し、「走者を残して後続に譲るのはいいことではない」と顔をしかめたが、後続を2番手赤星が断ち切ってくれた。「みんなのおかげで勝つことができた。勝って反省できるのは幸せ」と感謝した。
先にいるのは203勝の黒田博樹、そして最多208勝のダルビッシュ有。プロ20年目、反省と幸せの日々の先に、偉業が待つ。



