阪神が打線爆発で首位固めに成功した。今季最多の1試合チーム16安打で今季2度目の2ケタ得点。ヤクルトとの1、2位直接対決3連戦で勝ち越し、ゲーム差を「1」に広げた。猛虎打線に火を付けたのは大山悠輔内野手(31)だった。0-0の1回1死満塁で右翼線に2点適時二塁打。ルーキー岡城快生外野手(22)から始まった初回5連打3得点をつなぎ「いい形でみんながつないでくれましたし、まずは先制点を取ることができてよかったです」。
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大山は岡田顧問超えの98度目決勝打に加え、もう一つの勲章を手にした。通算4000打数に到達。4000打数はNPB通算打率ランキングの規定打数だ。打席数ではないため、四死球や犠飛、犠打などは含まれない。長く1軍で活躍した選手であることの証しで、阪神の現役選手では唯一の到達となった。
試合前時点で通算3999打数。第1打席の右翼線適時二塁打で節目の大台を飾った。試合を終えて通算4003打数、1075安打。打率2割6分9厘は現役NPB選手で17位にランクする。現役トップはソフトバンク柳田悠岐の打率3割1分1厘となっている。
阪神生え抜き10年目。大きな故障なく堅実にチームに貢献してきた男が、また一つ、一流選手の仲間入りを果たした。現役時代に日本ハム、オリックスで通算4765打数の記録を残した小谷野栄一1軍打撃チーフコーチは「現役の時を覚えてないから一緒にできないけど、これまで積み上げてきた大山選手の実績だと思うので」とうなずいた。
26日に左手首骨折で離脱を余儀なくされた近本も残り114打数で大台に達する。長く猛虎打線を引っ張ってきた2人だからこそたどり着ける境地だ。【只松憲】
▼大山が1回に先制の適時二塁打を放ち、これが今季初の決勝打。大山の勝利打点は通算98度目となり、2リーグ制後の阪神では岡田を抜き単独6位に浮上した。また、この決勝打の打席で生涯打率の条件となる通算4000打数に到達。阪神で通算4000打数以上は史上18人目。阪神現役選手の4000打数以上は大山だけで、3000打数以上は近本(3886打数)、梅野(3178打数)がいる。



