阪神西勇輝投手(35)が史上61人目の通算1500奪三振を達成した。初回、2回と1三振ずつ。3回、先頭カナリオを113キロのカーブで見逃し三振に仕留め、大台に到達した。

「18の時から速い球もなかったし、変化球がすごい方でもなかった。積み重ねの大切さ、ケガしないこともそうだし、続けることもそう。若い子たちに、こういう生き方もできるんやなという1つの指針になったんじゃないかなと思います」。阪神では小山正明、村山実、権藤正利、江夏豊に次ぐ5人目の偉業。3回終了後、ボードを掲げ、観衆の「西コール」に応えた。

ただ、試合後に笑顔はなかった。「球数がかさみ、いいリズムに持ってくることができなかった」。初回、ネビンに先制犠飛を許し、4回、失策絡みで2点を失った。4回3失点(自責2)で今季2敗目。8年ぶりの西武戦勝利も逃した。敗因を振り返ったのは、すべてを次に生かすためだ。

5月12日ヤクルト戦(神宮)に300試合連続先発登板を記録。この日が303試合で、日本記録の311試合まで残り8試合と迫った。“偉業ラッシュ”は続く。「自分の仕事をしっかりするというマインドで毎回上がっています。これからも1つでも多く、積み重ねていきたい」。プロ18年目、場数が違う。球史に名を刻んでも、決して止まらない。挑み続ける。

【林英樹】

▼通算1500奪三振=西勇(阪神) 4日の西武2回戦(甲子園)の3回、カナリオから見逃し三振を奪って達成。プロ野球61人目。初奪三振はオリックス時代の09年9月25日ロッテ22回戦(千葉マリン)で西岡から。

【動画】阪神西勇輝、通算1500奪三振 史上61人目の快挙

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