<DeNA8-9オリックス>◇8日◇横浜

 DeNAキラーだ。カズサクの愛称で親しまれる山本和作内野手(かずなお=26)が追加点を生む3号2ランを左翼スタンドへ放り込んだ。1点リードの4回1死一塁。高めの抜けたチェンジアップを上からたたいた。

 「とにかく低めのボールに手を出さないように意識して、何とかつないでいく気持ちで打席に入ったんですが、高めにきたチェンジアップをしっかりとらえることができました!」。

 19日の京セラドームでの同カードではプロ初本塁打を放つなど、好相性。売り出し中の5年目が、貴重な追加点を奪った。

 第3打席も追加点を奪う2点適時二塁打を放った。バルディリスの適時打で勝ち越した直後の5回2死一、三塁。外角のスライダーを右中間に運んだ。

 「チャンスでしたし、思い切ってスイングすることを考えていました。なんとしてもランナーを返したかったですし、抜けてくれてよかったです」と、プロ初の1試合4打点目を笑顔で振り返った。