<楽天0-6オリックス>◇4日◇コボスタ宮城

 首位打者争い中の楽天銀次内野手(26)が5打席連続で敬遠気味に歩かされた。

 1回、3回、5回、7回、9回と歩かされた。オリックスバッテリーはバットの届かない外角にミットを構え続け、1度もバットを振ることはなかった。試合前の時点で打率トップのオリックス糸井とは5厘差の3割2分6厘。勝負する気配のないオリックスに対して、球場全体の楽天ファンからは「勝負しろ!」コールが巻き起こるなど、異様な空気に包まれた。

 銀次は「思った通りの打席内容。昨日自分が打っていれば何ともなかったんでしょうけど。逆の立場だったら、そうなっていたと思う」と淡々と振り返った。