オリックス小松聖投手(27)が清原氏の思いを受け止めた。清原氏が「オリックスから日本代表が出てほしい」との強い希望を持っていることに、小松は「応えたいです。(代表選出は)自分のためにもなるし、チームのためにもなると思っている」と力強い口調で語った。

 07年12月の北京五輪アジア最終予選は加藤が候補に入っていたが大会前にメンバー落ち。本番の北京五輪でもオリックス選手は選ばれなかった。16日からの日本代表合宿に向けて「チームを代表して頑張りたい」と決意を新たにした。

 紅白戦初登板で1回を3者凡退と清原氏に好調をアピールした。登板後、すぐに清原氏にあいさつ。前日9日に清原氏が仕込んだ泡盛が保管されている洞窟(どうくつ)酒造を訪れたことを報告。約5分間、和やかムードで会話した。代表候補の15投手の中でトップを切って実戦登板を果たし、上々の滑り出し。その上、大先輩の期待を受けた小松はWBCへの思いをさらに強くした。【柏原誠】

 [2009年2月11日12時13分

 紙面から]ソーシャルブックマーク