ヤクルト由規が、15日の阪神との練習試合(浦添)で、あえて「15秒ルール」に引っ掛かる可能性を示唆した。日本ハムダルビッシュ、楽天田中らが同ルールを適用された報道を聞いて、今季初の実戦マウンドで「1度引っ掛かってみるのもありかもしれないですね」と話した。

 シーズン前のこの時期だからこそできる好機ととらえ「(時間を考えながら)どれだけ自分のリズムで投げられるか。引っ掛かったら引っ掛かったで、これぐらいと分かるので」と、今年から導入される「時間の壁」へ挑戦する構えだ。

 チームが行った2試合の紅白戦では、適用された投手はおらず、チーム関係者も「どれぐらいで指摘されるのか分からないからね」と困惑している。今季ローテの一角として期待される由規が、「ボール」という犠牲を払ってでも、味方投手陣のために貢献する意欲を示した。

 [2009年2月14日7時21分

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