オリックス岡田彰布監督(52)が2日、アレックス・カブレラ内野手(38)の破壊力に「バケモンや!」と仰天した。宮古島キャンプ2日目は初めて2軍練習をチェック。ランチ特打でカブレラが打ち始めると笑いが止まらなかった。67スイングで柵越え22本。キャンプ視察に訪れた阪神球団関係者に「すごいわ。バケモンやな」と漏らし、自慢の大砲に鼻を高くした。

 左から右に吹く海風を無視した35スイング目はバックスクリーンを越え、隣接する公園の滑り台まで届く、推定150メートル弾。2軍のフリー打撃のボールは1軍のお古を使い、飛距離は1~2割落ちる。おまけに重さ1キロのマスコットバットでこれだから恐れ入る。西武時代の01年以来となるキャンプ初日のチーム合流など、すっかり優等生キャラに変身したカブレラは「2日目にしてはいい感じで振れている」とご機嫌。途中にはスクイズを決め、チームプレーもできるところもアピール?

 した。

 岡田監督は「これくらいスイングできたら安心する。やってくれると思うし、やってくれんとアカン選手。まあ4番やろな」と4番を指定席として用意。阪神監督時代は助っ人に恵まれなかっただけに口が滑らかだった。

 [2010年2月3日11時35分

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