伝説のパフォーマンス復活なるか!?

 巨人アレックス・ラミレス外野手(35)が3日、本塁打を放った後に行うパフォーマンスに、ヤクルト時代の「アイーン」を再び取り入れる可能性をほのめかした。

 宮崎キャンプ3日目を終えたラミちゃんは真剣な表情だった。「昔のビデオを見て『アイーン』『ゲッツ』『ラミちゃんペッ』、どういうコンビネーションがいいか考えたい」と、過去のパフォーマンスの再採用を示唆した。毎年、ファンのアイデアを募りつつ、シーズンのパフォーマンスを決めてきた。今年も公募するが、今季は来日10年目の節目。原監督の掲げるスローガン「原点」に倣い「パフォーマンスが原点に戻るのも、いい考えだと思う」と、来日1年目01年の初代パフォーマンス「アイーン」復活もありそうだ。

 グラウンドでは、新たな取り組みを始めた。一塁守備挑戦を表明しているが、この日、初めて内野ノックを受けた。李承■、大道ら本職に交じり、緒方外野守備走塁コーチから21球を受けた。5回もミスしたが、大きな体で横に振られた打球にも真剣に足を運んだ。「楽しかったよ。横の球について行けなかったけど、まだキャンプ3日目。シーズンが終わったら、ゴールデングラブで3票は取れるようにするよ」と何ごとも楽しくやるのがラミレス流。本心は「一塁守備に学ぶことは多い。左翼を続ける上でもプラスになる」。日本一連覇に欠かせない主砲は、パフォーマンスも野球も全力だ。【古川真弥】※■は火へんに華

 [2010年2月4日7時54分

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