ロッテから移籍した早川大輔外野手(34)が11日、ケース打撃の走者で自慢の走力をアピールした。まずは無死一塁での一塁走者。ボテボテの三塁ゴロで迷いなく二塁を回ると、一気に三塁を奪った。1死一、三塁の一塁走者では遊撃手を狙ったスライディングで併殺を阻止。好走塁を連発し「僕にとっては普通。ああいうことをしないと、存在意義はない」と胸を張った。

 1点にこだわる尾花野球にとっては、走塁も大きなテーマだ。早川の積極的な走りを島田ヘッドコーチも「『暴走と好走は紙一重』と言っているが、1つ先の塁を狙う意識を持つのは大事。ナイスランだった」と褒めちぎった。

 1番中堅として、文字通りチームを引っ張る役割を期待されている。「足がそれほど速くなくても(進塁は)判断でできる。チームに浸透させていきたい」。早川が足で横浜を変える。

 [2010年2月12日8時7分

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