2軍キャンプに参加中の横浜ドラフト1位の筒香嘉智内野手(18=横浜高)が16日から1軍キャンプ(宜野湾)に合流することが14日、分かった。尾花監督が「次のクールから上げる」と明かした。当面は16~18日の第4クール限定のテスト参加となるが、活躍次第ではそのまま1軍残留もある。尾花監督は「(残留の)可能性はある。3日間見て、話し合って決めたい」と話した。

 当初は高卒新人は2軍キャンプでじっくり育てる方針を固めていたが、筒香のスケールの大きさに「遠くに飛ばすことができるし、柔らかい」と尾花監督が動かされた形だ。第2クール最終日の9日に視察に訪れた際には、フリー打撃での5発の柵越えも目の当たりにした。「(1軍の)一流選手のプレーに接して、プラスアルファを感じ取ってくれれば」と将来の4番候補に英才教育を施す。

 1軍参加の知らせを聞いた筒香は「最初に聞いたときはびっくりしたけど、開幕前に1軍の空気を味わえるのはいい経験。思い切りのびのびとプレーをしてきたい」と話した。高校通算69発の大砲は、首脳陣の想像を超え、規格外の進化を遂げている。

 [2010年2月15日7時14分

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