<ヤクルト0-4広島>◇18日◇神宮

 右肩痛で調整が遅れていたヤクルト館山昌平投手(29)が開幕ローテーション入りを確実にした。オープン戦2度目の登板で先発し、5回2安打1失点7奪三振。11日の西武戦では2回6失点と、不安もあったが「前回の登板では悪い球を修正できなかった。でも今日はできた。試合をつくれるし、シーズンはいけます」と昨年の最多勝投手が自信を見せた。

 課題はカットボール、シュート、スライダーだった。「今日もスライダーがダメだったけど、カットやシュートは良かった。シーズンでもどれか悪い球種が1つぐらいあるものだし、何か悪くても試合中に修正できればいいんです」と説明。直球は140キロ台後半をマーク。外角へのフォークとチェンジアップを封印したままで、貫禄(かんろく)を発揮。開幕2カード目の中日3連戦のいずれかで、自身の開幕を迎えることになりそうだ。

 [2010年3月19日9時17分

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