<中日8-7横浜>◇13日◇ナゴヤドーム

 執念の勝利だった。延長11回2死一、二塁。中日谷繁元信捕手(39)が横浜の守護神山口のストレートをたたいた。「外野が前進していたから、バットに当てれば何とかなると思った」。狙い通り、打球は右翼頭上へのサヨナラ打となった。正捕手として「なかなか先発をうまくリードできない。何とかしたい」と苦悩しながらも、「巨人に2つ負けた後、3連敗を止められたのは大きい」と力を込めた。落合監督は「勝ちゲームでもあるし、負けゲームでもあるな」と苦笑いで4時間26分の激闘を振り返った。

 [2010年4月14日8時38分

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