<オリックス4-11ヤクルト>◇29日◇京セラドーム大阪

 オリックス岡田彰布監督(52)が火だるまになった救援4投手に2軍行きを命じた。2-1の6回から登板した菊地原、香月、吉野、大久保が合計10失点し、連勝は2でストップ。「アレが去年のブルペン陣やから勝ってへんかったんよ。(今季)後ろを変えたから抑えてたんや。こういう試合展開になるとすぐ目立つやんか」。あきれかえった指揮官は、4人まとめて一刀両断だ。代わってドラフト1位ルーキー古川秀一投手(22=日本文理大)らを出場選手登録する。

 怒りの矛先は、コーチ、トレーナーにも向いた。先発木佐貫が5回1失点で緊急降板。71球と完投ペースながら腰の張りを訴え、自ら白旗を挙げた。ところがこのアクシデントについて、試合中に岡田監督のもとへ投手コーチやトレーナーから報告、連絡がなかった。「オレが71球で代えるかいな。今日は8回まで投げさすつもりやった。報告が来んから分からん」。相談不足の事態を問題視。試合後はコーチ陣を集め、1時間以上もミーティングを行った。

 [2010年5月30日11時36分

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