スクランブル必勝ローテでGD斬り!

 阪神ジェイソン・スタンリッジ投手(31)が3日巨人戦(東京ドーム)に先発後、今季チーム初の中4日登板で8日中日戦(ナゴヤドーム)に先発予定であることが2日、分かった。0・5ゲーム差をつけた2位巨人との3連戦はスタンリッジ、メッセンジャー、久保といずれも連勝中の“負けない”最強3本柱が先発予定。シーズンを占いかねない巨人中日6連戦で確実に勝利をつかみ取り、セ界の頂点へ突っ走る。

 真夏の猛虎が勝負に出る。0・5差で追われる2位巨人、5ゲーム差をつける3位中日との6連戦。灼熱(しゃくねつ)の太陽に負けない熱い戦いに敗れる訳にはいかない。首脳陣のもくろみは“一気に突き放す”-。その勝負手はスタンリッジの中4日先発だ。

 現在、自身6連勝中。安定感抜群の助っ人右腕は3日、巨人との3連戦初戦を任される。宿敵との相性は悪くない。対戦2試合で1勝0敗、防御率4・15。5月1日に甲子園で虎初勝利をあげた相手でもある。東京ドームでは初めて超強力打線と対戦するが、自信が揺らぐことはない。

 スタンリッジ

 阿部に小笠原、ラミレスに坂本、高橋由…。良い選手はいっぱいいるけど、怖いバッターはいない。狭い球場だけど低めに集めるだけ。

 ナイターでは無傷の7連勝中という「夜王」データも頼もしい限り。阪神では06年福原以来、外国人投手に限れば03年ムーア以来7年ぶりの7連勝、そしてソフトバンク在籍時の07年(7勝)を超える自身最多の8勝目を狙う。この日は甲子園で軽めの調整を行い「状態はグッド!

 熱いけど肉体、精神ともに問題ないよ」。決戦に向け、笑顔でキバを研いだ。

 ただ、この6連戦中、スタンリッジの仕事には続きがある。今や久保と並び、虎投の柱の1人。そんな男だから、フル回転の期待をかけられる。第2のミッションは「竜たたき」。3日巨人戦に先発後、今季チーム初となる中4日登板で8日中日戦に先発する予定が組まれた。昨季最終戦10月9日ヤクルト戦(神宮)の岩田以来となる中4日だが、短い登板間隔はお手の物。「米国時代は中4日で投げていたし、まったく問題ない」と話しており、首脳陣の期待に応えてみせる。

 もちろん、頼りはスタンリッジだけではない。巨人3連戦には最強3本柱が先発マウンドに上がる。4日はメッセンジャー。先発転向して1軍再昇格後は2連勝中。先発登板3試合で防御率3・00と好調だ。そして5日は大黒柱の久保が先発する。自身6連勝中で、先発すればチームは5月18日ソフトバンク戦以来11連勝中。スタンリッジを含め“負けない”3投手が宿敵相手に勝ちを運び、特攻ローテで竜もたたく。まだ8月上旬とはいえ、大事な大事な6連戦。虎投が、その力を見せつける。【佐井陽介】

 [2010年8月3日11時27分

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